受精・妊娠できる精子の質を考える

精子は卵子にまっすぐ向かう?

精子は卵子にまっすぐ向かう?

 

射精で放出された精子のうちの約90パーセントは、膣内が賛成環境のために、すぐに死んでしまいます。だから精子は、卵細胞に達する前の子の極めて危険な個所を、できるだけ早く通過しようとしているのです。

 

しかし、実際に調査してみると、そうではないことがわかりました。

 

確かに精子がペニスから放出される時点の速度は時速17キロメートルで、ほぼマラソン選手と同じスピードです。その後、膣内でも驚くほどもたついてしまうのです。その速度は1分間に3から4ミリメートルで、時速に直すと、なんと0.0002キロメートル(時速20センチ)にすぎません。

 

しかし精子の中には、膣内の筋肉の収縮によって前方へ投げ飛ばされるものもあります。こうして、過酷な環境を乗り切った精子だけが卵細胞に到着できるのです。時間にすると射精から数分間ほどかかりますが、精子にとってはとても過酷なトライアスロンレースのようなものです。

 

なので、一番に到達した精子が受精できるということで、射精された精子の中で一番優秀なものが選ばれる仕組みとなっているのです。自然の摂理とはいえうまくできたシステムですね。

 

 


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